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【大盛況】第39回日本がん看護学会 交流集会28に登壇しました!

「時間毒性」と「患者力」から考える、積極的治療の止め時とは?

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◆ 開催のねらい

 2025年2月23日に行われた本交流集会では、「時間毒性(Time Toxicity)」と「患者力(Patient Empowerment)」という2つのキーワードをもとに、がん治療における“積極的治療の止め時”について多職種で深く議論しました。

 

 東光久先生の講演では、フランスの画家ルノワールを題材に「“患者”としての存在と“人”としての生き方はどう捉えられるか」という視点なども提示され、参加者にとって「Person-Centered Care(個別化医療)」を再考する契機となりました。


◆ アンケート結果より:参加者の満足度は非常に高評価!

以下は5点満点で評価された主要項目の平均スコアです。

  • 全体の満足度:4.4点/5点満点

  • 講演の理解度:4.4/5点満点

  • 仮想症例の理解度:4.2/5点満点


◆ 参加者の声(自由記述より抜粋)

Q. 今日の一番の学びは何でしたか?

  • 「“時間毒性”という視点が新鮮だった」

  • 「患者にとっての時間の価値をどう考えるか、考えさせられた」

  • 「治療を続けることが必ずしも支援ではないと気づいた」

Q. 明日からの行動目標は?

  • 「患者の生活をより具体的にイメージしたい」

  • 「意思決定支援の場で“ズレ”に注目する」

  • 「アセスメントに“時間毒性”の視点を取り入れる」


◆ まとめと今後への展望

 本集会では、「がん治療において本当に患者のためになる時間の使い方とは何か」という根源的な問いに向き合いました。参加者からは、「患者の声を聴くことの大切さを改めて感じた」「実践にすぐ活かせる視点を得た」といった反響が多く寄せられました。

今後は、この気づきを臨床現場に落とし込むべく、「患者力ワークショップ」や「時間毒性を活かした意思決定支援研修」などを展開予定です。

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