
第6回 医療者がリードする”がん患者力向上”のためのワークショップを開催しました!
毎回、大好評の〝医療者がリードするのがん患者力向上ワークショップ”
今年は2025年2月8日・2月9日(対面)に開催しました!!
患者さんには自分の人生目標をもってもらい、治療をそのための選択肢として、医療者と一緒に考える。
そのためには、患者さんだけでなく医療者自身も、医療情報を吟味するスキル、想いを伝えるスキル、受け入れがたいものと共存スキルを身につけていく必要があります。
2025年2月、秋田で開催された「患者力向上ワークショップ」は、医師、看護師、療法士、薬剤師、MSWなど多職種の医療従事者が集い、患者中心の医療の実現に向けた学びと交流の場となりました。
参加者の声:満足度と実践への意欲
アンケート結果によると、参加者の多くが「とても満足」と回答し、特に以下の点が高く評価されました:
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患者力の理解と実践方法:患者の主体性を引き出すための具体的なアプローチやフレームワークの習得。
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多職種連携の重要性:異なる専門職間での視点共有と協働の意義を再認識。
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共感とコミュニケーション:患者との信頼関係構築における共感の役割とその具体的な方法。
参加者からは、「新しいフレームを学べた」「他職種の考え方が参考になった」「患者力を上げるためのスキルや考え方を学べた」といった声が寄せられ、学びを明日からの診療に活かしたいという意欲が感じられました。
講演内容と新たな気づき
ワークショップでは、以下の講演が行われ、それぞれが参加者に新たな視点を提供しました:
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イントロダクション(東先生):プロジェクトの目的や患者力の概念についての導入。
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チームABCと医療者が養う患者力(上野先生):多職種連携による患者支援の具体例とその効果。
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チームAの患者の観方、チームBの患者の聴き方(伊藤先生):患者の語りを通じた理解と支援の方法。
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患者さんの話をどのように聴けばいいですか(石井先生):共感的な聴き方とその実践方法。
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これらの講演を通じて、参加者は「患者力」という新たな概念を理解し、日々の診療における実践的な手法を学びました。
今後、自施設での個別開催を希望する声も多く、ファイザー研究の助成金を活用した無料開催の可能性についても関心が寄せられています。
「患者力向上ワークショップ」は、多職種の医療従事者が集い、患者中心の医療を実現するための学びと交流の場として、大きな成果を上げました。参加者の高い満足度と実践への意欲は、今後の医療現場における変革の兆しとなるでしょう。今後も、こうしたワークショップを通じて、患者と医療者が共に成長し、より良い医療の実現を目指していきたいと考えています。
過去に開催したワークショップ一覧

第1回
2020年1月12日~1月13日

第2回
2020年12月6日

第3回
2021年10月31日
第4回
2022年12月10日~11日
モロッコ
4/11-5/12
¥60,000
第5回
2023年11月19日(Web)
2023年12月17日(対面)
ブラジル
4/11-5/12
¥60,000
第6回
2025年2月8~9日
Scotland
4/11-5/12
¥60,000
